はじめに
お世話になっております。なーぼです。前回は、共通テスト2024リーディングの総評と、昨年と比較した難易度、そして大問1・2の解説を行いました。記事は以下のリンクです。
今回は、前回に続いて大問3・4の解説をしていこうと思います。しばしどうぞお付き合いください。
大問3A
スーザンが書いたブログについての読み取り問題ですね。今回は、出てきた表現で重要なものをまとめてみました。
neither A nor B AでもなくBでもない
remind A of B AにBのことを思い出させる・連想させる
などがこの本文中で重要な単語でしょうか。これらはスクランブル英文法などの有名な参考書にも乗っているレベルなのでしっかりと抑えておきましょう。
(1)より、with a pet monkeyの男性と一緒に写真を取ったということがわかり、選択肢は②③に絞られます。ここで、丸く囲んだButのあとを見てみましょう。侍の像(statue:像)有名な街で、道に迷ってしまったという記載があります。なので、③のゴール地点と思しき写真は不適当でしょう。よって、②という答えに辿り着きます。
主人公たちのチームは時間切れによりギブアップしてしまったわけです。なので、①③は即座に消えます。また④の「いい写真だね!スマホをアップグレードしたのかい?」もあまりに見当違いと言えるのではないでしょうか。よって、②が正解だと導くことができます。本文のように、ふわっとした問題に関しては消去法が有効に働くこともあると理解しましょう。
大問3B
大問3Bに移ります。この問題は自分は少し読みづらかったです。見ていきますが、同様に語句の確認からやっていきます。
participate in A Aに参加する
temporary 一時的な、仮の
so much A that B あまりにもAなので、Bだ
本文はSouth Sea Islandという島への旅行記になっております。本文も比較的短いのでとりあえずさらっと流し読みして、問題で求められているものを各問ごとに追っていくという流れになるでしょう。こういう問題のときは、さきに問題文を流し読みしておくとうまくいくことが多いですね。
問一です。これは読めば一瞬でわかりますね。2段落と3段落の始めには主人公が野生の動物達に驚かされたという描写が描かれています。なので、①が最初ということはわかるでしょう。3段落に、’but there were too many!’という文があります。昔はもっと多くの動物がいたのにという描写であることは想像に難くないですが、その勢いのままに②をえらんでしまいましょう。
さて、残るは③と④です。③には、put up tents in gymnagium という記載があります。それはまさに3段落の内容と合致するため、ここでも3段落を選びましょう。最後には、④が来ます。人工の光を作りすぎたあまり、星がほとんど見えなくなってしまったということに主人公が気づくんですね。
この並び替えはそこまで難しくないので、しっかり取るようにしたいところです。
これは自明に③です。seasonal weatherとは季節性の天気、などの意味ですが、今回天気の話は出ていません。強いて言うなら、rainforestという単語があったので、この単語を雨と勘違いしてしまうと選べないかもしれません。
これは、最後の段落を読めばわかります。さいご、都会には人工の光が有りすぎて(そこにあるはずの)星が見えない、というような話をしています。なので、③がわかるでしょう。
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